CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは。

そもそもCMSとは何でしょうか。MovableTypeとは何でしょうか。
CMSは「コンテンツマネジメントシステム」の略で、データベースでコンテンツ を管理し、ホームページの更新を簡単に行う事が出来るシステムです。ここでい うコンテンツには、記事そのものや、ホームページ上の画像や、構造自体をさし ます。このサイトをご覧の皆さんは、AmebaブログやJUGEMやFC2ブログ、ヤプログ などのブログサイトをご存知かと思いますが、あのブログのシステムもCMSといえ ると思います。CMSの利点は、例えば自分でホームページを作り始めて、記事が 100枚溜まった所でトップの画像を変えたくなったりした際に効果を発揮します。 100枚のページを1枚1枚手書きで修正するのは非常に大変で労力が必要です。CMS ではこういったコンテンツを統合的に管理してくれているので、ボタンワンクリッ クで100枚の全ページへの変更が一括で適用されます。

またCMSを使う事で、ホームページの修正と更新において以下のメリットがありま す。

・デザインの制限が無く自由なレイアウトのデザインが可能
・使い方が非常に簡単
・HTMLというホームページ作成に必要となる特殊な知識が必要ない
・ホームページの作成の為に、ソフトやアプリケーションを購入する必要がない
・インターネットの接続環境さえあれば、世界中どこからでもホームページの制作と更新が可能

それではMovableType（MT）とは何でしょうか。

MTは、Six Apart(シックスアパート)という会社が提供している個人ライセンス 無償のCMSです。MovableTypeのシェアはCMSとして全世界で約4分の1という事で 圧倒的な支持を得ている様です。国内に限って言えばWordPressというこちらも 無料のCMSに押されているようですが、WordPressが2005年後半から登場したのに 対し、MTは2003年頃から開発・提供を続け、現在でも頻繁にソフトウェアの更新 が行われています。CMSの老舗・定番といった位置づけでしょうか。

MovableTypeの主な機能は以下の様になります。

・ブログ記事の作成
・ウェブページの作成
・テンプレートエンジン(モジュールテンプレートによる作業効率化)
・フィードの提供
・トラックバック
・Atom出版プロトコルによる投稿
・画像や動画、音声といったアイテムの管理
・複数ブログの管理
・複数ユーザと権限の管理
・タグやカテゴリによるブログ記事の管理
・スパム検疫
・OpenIDやTypeKeyなどの外部認証によるコメント投稿者の管理
・スタイルやウィジェットによるデザイン
・ブログ内の検索
・プラグイン


元々商用ライセンスは有償だったMTも、最近になって商用利用であっても無償で 提供を開始したみたいです。これは通常のMTとは一線を画す意味もあってかMTOS （Movable Type Open Source）という名称で提供されている模様です。

今でこそ国内において、WordPressに押されがちなMovableTypeですが、このMTOS をきっかけにシェアの巻き返しを図っているのでしょう。今後もMTから目が離せ ません。